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元気でいこう
何より予防も治療も水分補給
 尿路結石


●平成13年11月6日
 


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『尿路結石』は尿の通り道に石ができる病気。猛烈な痛みを伴うので不安になり慌てたりもするが、適切な処置をしておけばあとは気長に石が出るのを待てばよい。ただし、再発の可能性も高いので、日頃の注意も必要だ。


 尿成分が結晶化

 尿路とは、腎臓から尿道に至るまでの尿の通り道の総称。尿は“腎臓”で作られたあと、“尿管”を経由して“膀胱(ぼうこう)”にたまり、その後“尿道”を通って体の外に排せつされる。この尿路のどこかに結石ができるのが『尿路結石』で、結石ができた場所によってそれぞれ『腎結石』、『尿管結石』、『膀胱結石』、『尿道結石』と分けられる。
 千葉県浦安市『浦安今川橋クリニック』の仁藤博院長は「結石は、リン酸カルシウムやシュウ酸カルシウムといった尿の成分が結晶化して固まったもの。子供や高齢者よりは働き盛りの世代に多い病気。結石ができる理由についてははっきりしていないが、尿が濃縮するとできやすくなる」と説明する。

血尿や吐き気も

 結石の大きさはさまざまで、結石が大きいものになると尿の通りが悪くなってくる。また、痛みや血尿、時には吐き気を催すこともある。特に尿管結石では、詰まった石によって尿管の内圧が高まり、『疝痛(せんつう)発作』と呼ばれる痛みが、腰の後ろの背中のあたりからわき腹を通り膀胱の部分にかけて起こる。この時の痛みはまさに七転八倒するほど激しいもので、突然起こることが多い。ところが発作がおさまると何事もなかったかのようにケロッとしてしまう。こういった発作が起こった場合は早めに泌尿器科を受診し、尿路結石であればどこに結石ができているかなど詳しく検査することが必要だ。

10ミリ以上は砕石

 結石の直径が10ミリ以下のものであれば、尿とともに自然に排出されることが多いのでそれを待つことになる。逆に直径が10ミリ以上の大きい石の場合は、体の外から衝撃波をあてる『体外衝撃波砕石術』や内視鏡を使う『経尿道的砕石術』などの方法で石を細かく砕き、尿とともに排せつさせる。排出する過程で一時的に頻尿になることがあるが、これは膀胱またはその近くまで降りてきた結石が膀胱を刺激するために起こる。その後結石は尿道を通り、最後はチャリンという音とともに体の外へ出ていく。これで無事完了。
 また、排出をスムーズに促すためにも水分をたっぷりとることを忘れてはならない。そして、適度な運動を取り入れるようにする。「水分補給は排出を促すだけでなく、尿が濃縮して結石ができるのを防止する目的もある。また、尿の濃縮は結石だけでなく発がん物質が接触することにもなり『尿路がん』になるリスクも高くなる。日頃からできるだけ水分をたっぷり摂る習慣をつけておくことが大切です」と同院長はアドバイスする。

3年以内の再発率は50%以上
【尿路結石の再発予防】
尿路結石は再発しやすい病気で、3年以内の再発率が50%以上と非常に高い確率だ。つまり、排石した後は予防のための注意が必要になる。

 ●カルシウムを過剰に摂取しない。結石がある場合は控えめにする。
 ●尿を濃縮させないためにも水分を十分に補給する。
 ●偏食をせず、まんべんなく食べるようにする。
 ●身体を動かすことで尿の排せつをスムーズにする。
 ●ストレスをため込まない。


猪苓湯

(ちょれいとう)結石が小さい場合は尿と一緒に排せつされるのを待つしかない。しかも数カ月かかることもある。この間、痛みがいつ起こるのか患者にとって辛い状態が続く。仁藤院長はこういった症状に対し、漢方薬のひとつである『猪苓湯(ちょれいとう)』を服用することが有効と話す。「対象となるのは尿管結石や腎結石の小さな石。猪苓湯には
●利尿作用があり、自然に排せつするのを待つよりも早く石を出すことができる
●結石のとがった部分が丸みを帯びるようになる
●結石が大きくなるのを抑止する、
などいくつかの効果がある。つまり、利尿作用で排石が促進されるため、それだけ排石までの痛みの期間が短くなる。また結石も丸みを帯びるので排石の際の痛みも緩和でき、身体への負担を少なくすることができる」と同院長。

仁藤 博院長
浦安今川橋クリニック院長
浦安今川橋クリニック  〒279-0022 浦安市今川1-1-55  TEL 047-304-6030

 
 
  Contact: nito@210md.com
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