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台湾で開催された中華民国泌尿器科医国際交流会に出るのに、出発前日になってパスポートが見つからず、いささか慌てた。アメリカ泌尿器科学会(サンデエゴ)以来のことで、その後どうしたか全く記憶にない。紛失したのかと、あちこち探しても古いパスポートしか見つからない。じたばたしても仕方ないので、昔のパスポート4冊をあらためて見ることにした。 いちばん古いのは、青色だが今の物より縦長で1972年6月の発行である。米国留学(ロサンゼルス、シーダース=サイナイ メヂカルセンター)の時の物で、痘そうの予防接種の国際証明書がクリツプされている。留学にはDSP-66 が必要で、ビザには大使館の直筆のサインがある。2年間滞在したうちにメキシコに入国した記録があり、米国に再入国するときにDSP-66 を忘れていてトラブルになった事をおもいだした。なお、このパスポートには北朝鮮、中国本土、北ベトナム、東ドイツには渡航できないと書いてある。 2冊目は 赤い縦長で1979年3月の発行である。米国にはまだビザが必要であったが、大使館のサインはハンコに変わっていた。はじめてパリーに行った(1979年6月、国際泌尿器科学会)がビザは要らなかった。カナダに1982年に、中華民国に1983年に行ったが、いずれもビザが必要であった。帰国が初めて成田となっている。このパスポートで渡航できないのは北朝鮮だけとなった。 3冊目も赤い縦長で1984年7月の発行である。米国もビザ不要である。スペインのセビリヤ(国際泌尿器科学会)にはビザを取得している。ポルトガルはビザ不要。1987年10月のエジプト(カイロの国際エンドユロロジー学会)の独特の文字と切手のような紙が貼ってある。入国するのに結構な金額を払った記憶がある。これもまだ北朝鮮への入国は駄目となっている。 4冊目もまた赤い縦長で1990年2月の発行である。デンマーク、のコペンハーゲン、スエーデンのストツクホルム(早期前立腺癌シンポ)はビザなし。中華人民共和国は立派なビザの判と万年筆の直筆のサインがある。タイのバンコック(1993年11月、アジア泌尿器科学会)はビザなしだが、オーストラリヤは、きれいなビザ証が貼ってある(国際泌尿器科学会)。シドニーで瀬間さんにお会いした。まだ北朝鮮は駄目。 ところで現在のパスポートは濃紺の小さいやつで1995年4月発行。トルコのイスタンブール、アンタリヤ(地中海化療、1996年10月)はビザなしであった。さて、このパスポートには、渡航できない国は書いていない。世界中が平和になった証拠で、まことにうれしいかぎりである。なお、今回となりの日本人のパスポートをみたら、同じ大きさだがまた赤い色に戻っていたから、将来の私の6冊目のパスポートは赤色となり、色の順番は、青、赤、赤、赤、濃紺、赤となる。またいつかゆっくり眺める日を楽しみにしている。 |
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